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Feb 19, 2004

オマーン戦

この1年半のふがいない代表の試合を、どんな気持ちで
見つめていたかということを書きたくない。

今日から本番だ。昨日までとは違うんだ。
…といったところで急に何かが変わる訳でもあるまいし、
何に期待していたのかは自分でも解らない。

負けることか?負けて監督が解任されるころだろうか。
今さらもう遅い、いや、あらかじめ遅かった。
もう、遅い、ということを再確認した試合だった。

わたしたちは知ってしまった。
W杯で勝つことを。その興奮を。
あの歓喜をもう一度、と願う。
死ぬまであれを欲しがりつづけるのだ。
あの麻薬を使ったことがある人にはわかるはず。
忘れることはできないし、止めることはできないんだ。

フットボールがこの世からなくなるか、
わたしがこの世からいなくなるまで。

麻薬がきれると人は凶暴になって苛立つ。
自分でコントロールできるようなタイプの欲望じゃないから。
もっともっとと、ねだるのだ。
体だって売りかねない。売れるかどうかは別として。

もう遅い。


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